遺言イメージ

遺言書の内容に納得がいかなかったので遺留分減殺請求をしました

昨年母が亡くなりました。
後に残されたのは、私を含む兄弟4人だったので、4人で母の遺産を相続することになりました。
母の遺産と言っても、預貯金等はほとんどなく、父が亡くなった際に母一人の単独相続とした自宅の家と土地があるだけでした。
母はその家で一人暮らしをしていましたから、順当に考えれば、その家を売却して兄弟4人で売却代金を分け合うようにするのが一般的だと思います。
母は生前によく「お母さんが死んだら家を売って兄弟4人で仲良く分けてね」と言っていたので、当然そうするものだと思っていたのです。
しかし、葬儀が一段落して、いざ兄弟4人で相続手続きを取ろうという段になって、長男である兄が母の遺言書を持ってると言い出したのです。
見てみるとそれは公正証書遺言で、日付からすると、母の入院中に作成されたものでした。
どうやら、死ぬ間際になってから、入院先の病室へ公証役場の人に来てもらって遺言書を作成したらしいのです。
でも、内容が「全財産を長男に相続させる」となっていたので、私を含めた他の3人の兄弟はビックリしてしまいました。
母がどういったつもりでそのような遺言書を作成したのかわかりませんが、入院してから亡くなるまでの間は薬のせいもあって意識が朦朧としていることが多かったので、正常な判断力があったとは思えません。
また、兄がギリギリまで遺言書の存在を隠していたことに関しても、意図的なものを感じました。
もちろん、我々3人は納得がいかなかったので、4人で均等に分けようと兄に提案したのですが、兄は公正証書には法的な効力があるからと言って、他の3人の言葉には一切耳を貸さず、とっとと自宅を単独で相続する相続登記を済ませてしまったのです。
無視されてしまった我々3人としては、作成の経緯に疑義はあっても、その無効を兄弟で争って裁判をすることは避けたいと思ったので、遺留分減殺請求を行いました。
相続できる権利は2分の1になってしまいましたが、兄に独り占めされてしまうよりはマシだと思ったのです。
兄は、家を新築したばかりで多額の住宅ローンを抱えていましたのでお金が欲しかったのだろうとは思いますが、母の死をきっかけに、兄弟間に深い亀裂が生じてしまったことが残念でなりません。

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