遺言イメージ

遺言書を使って配偶者を相続人から排除するようにしました

私は戸籍上は結婚していることになっています。
ただし、夫とはもう10年以上別居状態が続いています。
夫は、かなり以前から別の女性と暮らしていて、私達夫婦には夫婦としての実態は既にありません。
子供2人は私と暮らしていて、夫とは全然会っていません。
ですので、夫婦としての実態がないだけでなく、家族としての実態もなくなってしまっているのが実情です。
私は離婚したいのですが、事情があって夫が離婚に同意しません。
どのような事情なのかと言うと、夫は小さな会社の社長を務めているのですが、その会社はもともと私の父が起こした会社で、会社の株式の大部分を私が所有しているのです。
ですので、夫としては私と離婚すると不都合極まりないという事情があり、離婚に同意しないのです。
私自身、夫の顔を見ると過去の記憶がフラッシュバックして体の具合が悪くなってしまうので、離婚調停や審判を起こして夫と関わりを持つのさえ避けたい気持ちが強く、籍を抜くのは諦めて放置してあります。
所詮、紙の上だけの夫婦関係なので、どうでもいいような気がするのです。
ただし、戸籍上はれっきとした夫婦になっていますので、このまま私が夫よりも先に死ぬと、夫に私の財産の相続権が生じてしまいます。
私や子供を苦しめた夫には、1円たりとも財産を渡したくはありません。
そこで遺言書を書くことにしたのです。
ただし、普通に子供2人に財産を相続させる旨の遺言をしても、戸籍上の夫には法定遺留分がありますので、遺留分減殺請求を起こされてしまう可能性が高いです。
会社の株式の問題がありますので、ほぼ間違いなく減殺請求してくると思います。
ですので、そのような事態を避けて、確実に相続人から外せるように、遺言書の中で、夫を相続人から排除したい旨を書きました。
私の死後、家庭裁判所でこの排除請求を認めてもらうことができれば、夫は相続権を剥奪されるので、財産は私の希望通り、2人の子供に全部相続されることになります。
私が生きているうちに、家庭裁判所に相続の排除を申し立てるという方法もありますが、そのような申し立てをするくらいであれば、離婚の申し立てをする方が確実です。
しかし、生きているうちに、夫とはどのような形であれ、もう一切の関係を持ちたくないので、遺言書を利用して相続人から排除する方法を取ることにしました。

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