遺言イメージ

息子の嫁に財産を残してやるために遺言書を作成しました

私の夫は昨年84歳で亡くなりました。
夫が亡くなるまでは、夫と私と息子の嫁の3人暮らしだったのですが、今は嫁と2人で暮らしています。
嫁の夫、つまり私達夫婦の長男は既に10年前に病死しています。
長男が亡くなった時に、嫁は家を出て行くこともできたのですが、年寄りの2人暮らしは心配だからと、そのまま家に残ってくれました。
長男夫婦には子供がいませんでしたし、当時嫁は40歳そこそこでしたから、あの時家を出て行っていれば、いくらでも人生をやり直すことができたはずです。
でも、長男を失って寂しい思いをしていた私達夫婦は、嫁にまで出て行ってしまわれたくなかったので、ついつい嫁の言葉に甘えてしまいました。
以来、実の親子同然の暮らしを続けてきたのです。
昨年、夫が亡くなった際も、最後の時まで献身的に看病してくれましたので、本当に感謝しています。
実は私達夫婦には、長男以外にも2人子供がおります。
しかし、それぞれ独立して世帯を持っており、ほとんど実家には顔を出してくれません。
夫が病に倒れた際も、申し訳程度に見舞いに来てくれただけで、看病を代わってくれることもありませんでした。
なので、夫は長男の嫁に、下の世話までしてもらっていたのです。
夫も、心の底から嫁に感謝しつつ亡くなっていったのですが、いざ夫が亡くなってから、私は重大なことに気がつきました。
嫁には相続権がないのです。
嫁とは血縁関係がないために、夫の財産は私と2人の子供が相続することになりました。
子供達には相続権があって当たり前なのかもしれませんが、あれほど献身的な看病をしてくれた嫁には1円も相続する権利がなくて、とても申し訳なく思いました。
改めて考えてみれば、将来私が死んだ時も嫁には相続権がないのですから、丸裸で放り出されてしまう可能性もあるのです。
言葉では感謝しつくせぬほど世話になっている嫁を、そんな目に合わすわけにはいきませんので、今年になってから遺言書を作成し、私の財産の2分の1を嫁に遺贈する旨を書きました。
遺言書は公正証書にして、知り合いの司法書士に預けてあります。
2人の子供は夫が亡くなった際にも遺産相続していますので、私の遺産を各4分の1ずつ相続すれば十分だろうと思っています。

Copyright(C) 2010 家族に残す.com All Rights Reserved.